勝利条件カード

2014年8月25日 MtG
最近ゲーム中やデッキ構築中に勝利条件というものについてよく考えるようになった。
これは《機知の戦い/Battle of Wits(M13)》や《空虚への扉/Door to Nothingness(M13)》について考えているということではなくて、そのゲームで実質的に勝利を確定させてくれるカードはどれなのか?という点にもっと頭を使うようになったということである。
基本的にどのデッキも構築段階でいくつかの勝ち筋を想定している。そしてそれらの勝ち筋は特定のカードと結びついていることが多い。あるカード自体が勝ち筋になるパターンもある。そういったカードがここでいうところの勝利条件カードである。

例・・・スタンの青単
A:信心カウントを溜めてそれを参照するカードを利用する→《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea(THS)》《波使い/Master of Waves(THS)》
B:バイデントでひたすらカード引いて勝つ→《タッサの二叉槍/Bident of Thassa(THS)》

Aは勝ち筋が特定のカードと結びついているパターン、Bはあるカード自体が勝ち筋になるパターンの例になる。
一部のカードはゲーム中に自分が選んだ勝ち筋によって価値が大きく変わる。青単でいえば《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage(M14)》のようなカードはAのプランでは役立つが、Bのプランではただの熊であり攻撃を通しにくく腐りやすい(例外あり)。勝ち筋自体の価値も相手によって変わるので、実際のゲーム中の勝ち筋、軸になるカードの選択はとても大事である。

ここを意識するとマリガン判断、サイドプランの組み立てがちょっとやりやすくなる。
もし青単が上記A、Bの勝ち筋しかないデッキなら、トーナメントでAが有効に働かないデッキに当たった場合、Aを形成するカード(波使いなど)やAを狙う場合のみ機能するカード(潮縛りなど)をサイドアウトすればいい・・・といった具合である。
サイドインするカードはBを補強するカードか、単独の勝ち筋Cになるようなカードということになる。

しかし、狙える勝ち筋が多いと一貫したプレイをするのが難しくなる。
例えば、青単は対青白のサイド後《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea(THS)》で勝つか、《タッサの二叉槍/Bident of Thassa(THS)》で勝つか、《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept(M14)》で勝つかの選択を常にすることになり、最終的にどのカードで勝つのかを見据えづらい。むしろこれらのカードは勝利条件カードとしてだけでなく、本命までの場繋ぎ、リングや打消しを誘うおとりとしても優秀なので、時には「コレ」と決めた勝ち筋に邁進するよりかはのらりくらりとプランを変える柔軟さが必要にもなる。
36枚パワーカードのミッドレンジデッキもこれに当てはまるはず。単独で勝ち筋になるカードが多いので、相手に対しての有効さの比較やプラン立てが難しい。

こんなふうに日頃からデッキのカードを機能の面で見ていくことは気付き辛いミスを減らすいい手段だと思う。
飽きたので寝ます(^^)/アデュー

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